【DXコンサルタントから語る現状と未来】攻めのDX、守りのDX

矢野経済研究所の調査が、DXを2つの区分に分けて調査をしました。
1つは革新的な製品、サービスの開発やビジネスモデルの変革などを目指す「革新的な取り組み(攻めのDX)」
もう1つが基幹システムの刷新、既存業務の効率化を進める「IT刷新(守りのDX)」
本日のテーマは「攻めのDX、守りのDX」と、DXを二つのくくりに分けてご紹介していこうと思います。
 
攻めのDX、守りのDXとは
 ここでは、革新的な製品やサービスの開発、ビジネスモデルの変革、イノベーションの実現、ビジネスモデルのデジタル化など革新的な取り組みであるを“攻めのDX”といい、基幹システムの刷新やテレワーク対応、既存業務効率化、業務プロセス・組織風土・企業文化の変革、業務プロセスのデジタル化などIT刷新を“守りのDX”といいます。
 
日本企業のDXの動き
 現在、日本のほとんどの企業(平均的な企業)は、DXに対して消極的であり、特に革新的な取り組みへの意識が低く見られます。その代わり、IT刷新(守りのDX)への意欲が強く、業務の生産性・効率性・利益率を上げたり、業務コストや業務時間の削減を中心に取り組む企業が多い現状です。
 そんな中、温度差はありますが、サービス業が革新的な取り組み(攻めのDX)への意欲や意識・ポテンシャルが高い傾向です。運輸や建設業、医療分野ではDXへの取り組む意欲は高い傾向が見られ、飲食業界ではSNSを活用したマーケティング、集客やキャッシュレス決済などにとどまっていることが多いというデータも出ています。
 
どっちがいいの?どっちが優先?
冒頭に紹介した矢野経済研究所の回答をここでご紹介します。
『回答は1の「初めて聞いた」から、8の「積極的」までの8段階で、数値が大きいほど意欲の高さを表す。平均値は攻めのDXが3.37、守りのDXが3.78だった。いずれも「普通」を示す5を下回り、DXに対して消極的であることが分かった。』(DXに取り組む意欲調査)
DXは、攻めと守りでどちらから取り組むべきかという回答は、会社の状態によるといえるのですが、スタートアップ企業や新規事業部を除いて、少なくとも、DXを推進するためのデータ基盤やクラウドサーバーなど守りの部分を強化していくことから私は奨励しています。

関連記事

この記事へのコメントはありません。

カテゴリー

アーカイブ