
DXコンサルタントの日淺です。
今回のテーマは「AI」です。
「AI」と聞くとあなたはどういったことを思い浮かべるでしょうか?
PepperやSiri、Alexaなどは身近に考えられる「AI」と呼べるかもしれません。
しかし普段の仕事の中で「AI」に接しているという方はまだまだ少ないのではないでしょうか?
非常に広い意味で使われているこの分野でも2020年の現在では”コレ”といったサービスや製品の誕生はあまりありませんでした。
その中でも話題になったのが「Googleによるコロナ感染者のAI予測モデル」です。
Googleが「医療機関や公的機関をはじめとするCOVID-19の影響を受ける組織が、今後に向けてより適切な対処を検討・準備する上で手掛かりとなる情報の一つとして利用」することを目的に、今後の観戦状況の予測を都道府県別に閲覧することができるものになっています。
厚生労働省のオープンデータを主に活用しているとのことですが、AIを活用した算出条件などは明確になっているわけではありません。
このような状況の中で2021年以降にAI分野ではどのようなことが予測されているでしょうか?
AI分野/ 19の未来予測
● 顧客の満足を人工知能(AI)で分析しながら応対する接客システムが登場する(国内)
● AIと機械学習(ML)が新たなユースケースとエクスペリエンスに取り込まれ、浸透していく
● 職場のAIによってオートメーションやオーグメンテーションといったニーズが加速される
● 2021年はAI向けの信頼あるデータに向けた進歩が期待できる
● ホワイトハウスが2021年にAI研究予算を倍増
● 2021年に「AI搭載の無人戦闘機」と有人戦闘機が模擬空戦を行う予定(米軍)
● 文系理系を問わず、全学部生を対象にした「AIとデータサイエンスの学習プログラム」を2021年4月から開始(中央大学)
● 「振る舞いのインターネット (IoB: Internet of Behaviors) 」
2025年末までに世界人口の半分以上が少なくとも1つのIoBプログラム (商用または政府) の対象になる
● 「トータル・エクスペリエンス (TX: Total Experience) 」
今後3年間でTXを提供する組織は競合他社を上回る主要な満足度評価指標を達成する
● 2025年までに大企業の半数は信頼されていない環境やマルチパーティ・データ・アナリティクスのユースケースにおけるデータ処理のためにプライバシー強化コンピュテーションを実装する
● 2025年までにクラウド・サービス・プラットフォームの大部分はニーズ発生地点で実行される少なくとも何らかの分散クラウド・サービスを提供するようになる
● 2023年末までに企業の40%は場所を問わないオペレーションを適用して、仮想世界と物理世界を融合させた最適化されたカスタマー/従業員エクスペリエンスを提供するようになる
● 2025年までにサイバーセキュリティ・メッシュはデジタル・アクセス制御リクエストの半分以上をサポート
● インテリジェント・コンポーザブル・ビジネスは有益な情報にアクセスしてそれに俊敏に対応することで意思決定を抜本的に改革
● 国産ロボットの人工知能が東大入試を突破する
● 電気自動車(EV)、家電の大幅な省エネを実現する低損失のパワー半導体が実用化する
● 政府の環境エネルギー技術革新計画が人工光合成の光触媒変換効率を10%に高める(現状は0.3%
● 電気の力で砲弾を高速発射する電磁銃「レールガン」が実戦配備される(実験から5年以内)
● 認知症患者の支援をする韓国の家庭用ロボット「ミニシルボット」(仮称)が商用化段階に入る
まとめ
AIの分野は世界中で研究が進み、電気、自動車、医療、クラウド、ロボット、環境など、様々な分野で実用化が進んでいます。
「何か良くわからないもの」から「身近に存在するもの」に変わっていく最初の年が、2021年になっていくでしょう。
業界構造を大きく変化させる可能性のあるAIは無視できない存在です。
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